2007年5月3日 木曜日(憲法記念日) 鳥取県の滝谷大滝へ行ってきました。

昔大蛇が潜んでいたのでしょうか・・・・ かなり大きな滝壺です  

この滝の存在は、同好の氏のサイトから知り、 連休を利用して行って来ました。
滝については水に関わる話が多くありますが、この滝には「鶴の恩返し」に似た昔話が残されていました。

「滝の大蛇伝説」として紹介されていました。

この辺り一帯は「滝谷」といいますが、ここから200mほど入った所に大きな滝があり、
この滝には両眼を失った大蛇が住んでいるといわれています。
昔この滝のそばで、一匹のヘビが村の子供達にいじめられて殺されかかっているのを、
通りかかった滝谷村の行商の男が助けてやりました。
そして、この男は日暮れになって我が家に帰り夕飯の準備をしていました。 すると、一人の美しい品のある娘が男の前に近づき、
「広留野に兄を頼って行く者ですが、早や日も暮れて途方にくれています。 どうか一夜泊めていただけないでしょうか」と
鈴の鳴るような声で言いました。

この男は快く引き受け、あばら家の納屋に案内しました。
娘は自分から進んで夕食の支度をし、どこで手に入れたのか酒まで用意しました。
それから二人はずっと夫婦として幸せな生活を送りました。
やがて二人には可愛らしい女の子が生まれ、男はますます行商に励みました。

ある夜、男が行商から帰って「声を掛けずに戸を開けてはならない」という約束を破って戸を開けてしまいました。
見ると部屋の中には大蛇がとぐろを巻いて座っていました。
「あなたは私の本当の姿をご覧になりましたね。もう一緒に暮らす事はできません、私はあなたに助けていただいたヘビです。
恩返しのつもりで一緒に暮らしてきました。しかし、もう仕方ありません、どうかこの子にこれを吸わせて大事に育てて下さい」
と言って、自分の右目を抉り取って姿を消してしまいました。

男は嘆き悲しみながらも一人娘にこの眼を吸わせて育てていましたが、ある日この眼が盗まれてしまいました。
男は滝壺に行って訳を話すと美しい方目の女房が現れ、左目も抉り取って男に渡しました。
しかし、この二つ目の眼も行商に出ている時に盗まれてしまいました。
男がまた滝壺に行って話しをすると、滝は一面真っ赤に染まり、中から両眼を抉り取られた大蛇が現れ
雨滝の方へ逃げれば無事に暮らせるだろうと男に教えてやりました。

このような大蛇伝説は八東町には数多く残されており、「鉱山文化」と深いかかわりがあると言われています。

絵入りで昔話が紹介されていました 一人で来ています・・・

 

この滝は私の知っている範囲では岡山県新庄村の「不動滝」によく似た雰囲気があります。
苔むしたミドリが何とも言えない雰囲気を醸し出していると思います。

 

余談になりますが、ここから更に上流、谷を隔てた「大鹿滝」に行こうとしましたが・・・・・大失敗をしてしまいました。
右折の標識を見落としてしまって悪路を5キロも走った挙句・・・・引き返しました。

教訓:知らないところへ一人で行く時は十分事前準備をしてから行きましょう!!

 

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